「今を戦えない者に、次や未来を語る資格はない」

『サッカー選手の移籍金問題』

先日、元イタリア代表のネスタが移籍市場の現状にたいして苦言ありました。

『多くの選手が過大評価されている』『実際選手のクオリティは下がっているように見える』

 

その通りだと思います!

今の移籍市場のお金の掛け方は尋常ではない。

ここ10年、20年どんどん上がっています。

ほんとにこの選手にそんなお金を???

という事が多い。

参考までに2002年にネスタラツィオミランに移籍した時の移籍金が3,000万ユーロ(約39億円)

当時のラツィオが財政難に直面していたという事もあるが世界最高のセンターバックと言われてるネスタでさえこんなもの。

チームとの契約問題等も絡んでくるので一概に力関係だけとは言えないが、今や普通の選手に3,000万~5,000万ユーロという移籍金が掛けられていて、スター選手達は9,000万ユーロ(約100億)を超える事もあります。

ずっとこの現状をどうにかしてほしいと思ってます。

 

 歴代の移籍金 1位~10位  

 

1位 ポクバ  

ユヴェントスマンチェスター・U

推定:1億1000万ユーロ

 

2位 クリスティアーノ・ロナウド

マンチェスター・Uレアル・マドリード

推定:9400万ユーロ

 

2位 ギャレス・ベイル

トッテナムレアル・マドリード

推定:9400万ユーロ

 

4位 ゴンサロ・イグアイン

ナポリユヴェントス

推定:9000万ユーロ 

 

5位 ロメル・ルカク

エヴァートンマンチェスター・U

推定:8470万ユーロ 

 

6位 ルイス・スアレス

リヴァプールバルセロナ

推定:8100万ユーロ 

 

7位 ハメス・ロドリゲス

モナコレアル・マドリード

推定:8000万ユーロ 

 

8位 アンヘル・ディ・マリア

レアル・マドリードマンチェスター・U

推定:7495万ユーロ

 

9位 デ・ブライネ

ヴォルフスブルクマンチェスター・シティ

推定:7400万ユーロ

 

10位 ジネディーヌ・ジダン

ユヴェントスレアル・マドリード

推定:7350万ユーロ

 

そもそもは『ボスマン判決』が全て。*1

これにより選手が自由に移籍することが可能になったのとEU圏内の選手は外国人扱いにならなくなるという2つの問題が生まれてしまい資金力のあるクラブが良い選手を集めたり契約金をどんどん上げていきます。

お金が無いクラブは良い選手を獲得出来ずチームにも格差が生まれた。

サッカー事態も昔の方が実力が競っていたので観てて面白かったしインテルやア―セナルのように多国籍軍が出来てしまっては自国の選手が育ってくれない。

やはり外国人枠のルールは必要と思う。

FIFAが検討している『外国人のスタメン出場を半数を超えない5人に制限する

というルールを早く実行するべきとは思うがそうもいかないようで.....もどかしいです。

今、ルールを変えられたら困るクラブがたくさんあるのはわかるんだけど...。

EU圏内の就労の自由に反するというのもわかるんだけど...。

 

これ以上移籍金が高額にならない為にもどうにかならないものだろうか。

 

*1:

  1. クラブとの契約が完全に終了した選手の所有権をクラブは主張できない。
  2. EU域内であればEU国籍を持つ選手は自由に移籍できる。